ごあいさつ

沖縄三線は重厚な600年余の歴史に育まれ、琉球王朝文化の華を咲かせ、沖縄の芸能文化の源流として今に伝えられています。しかしながら県内の三線製作界は職人の高齢化、後継者問題、技術の離承、販路開拓、原材料の枯渇、経営の脆弱性及び社会的地位向上等の問題が山積しており、個々の三線店では対処できなくなりつつあります。
これらの問題を解決するには、個人では限界があり、組織的に活動を行わなければならないとの機運が高まってきました。
勇志が幾度も会合を重ねた結果、事業協同組合を設立して諸問題に対処するのが最も望ましい結論が出て、中小企業等共同組合法に則り組織化をはかることになりました。

当組合は、今まで、なしえなかった事を少しずつですが進めています。ナンバリング、三線展示会など。沖縄の三線製作の技術を今以上に向上させることを目標にし、若い世代にも今まで培った技を継承していくことも私たちの務めだと思います、これからも魂を込めた三線を作り、みなさんに信頼され、愛される組合になれるよう、会員一同、頑張っていきたいと思っています。

沖縄県三線製作事業協同組合 
代表理事 渡慶次 道政

●2011年の活動予定の活動

【教育活動】

■三線大学開催

どなたでも1から三線をお作り出来る三線大学を開校いたします、「自分だけの三線を持ちたい」「プレゼントに三線を作りたい」という方ぜひご応募ください。
※6月開催予定

■留学生受け入れ

沖縄県交流推進課からのご依頼で三線製作をしたい外国留学生を受け入れます。1年間で棹づくりができるよう各職人が指導をし立派な職人として育成を行います。詳しい内容は随時フェイスブック等で掲載しますのでご確認ください。
※4月開催予定

【品質向上】

■沖縄県伝統的工芸品指定

沖縄県の宝である「三線」を伝統的工芸品に認定するよう進めています。 合わせて伝統工芸士の認定につきましても技術、貢献度などを踏まえたうえで選考を行います。

■最高品質三線の製造

職人たちが腕によりをかけ「本物の三線とは何か。」の答えを見つけるため最高の一品を生み出します。

【独自商品の開発】

■塗り事業

三線の塗について真剣に取り組む計画です
「いつまでもお土産品と同等のカシュー(人工漆)塗りでよいのか。」「職人と共に育て50年もつ三線を作る」をコンセプトに現在計画を推進しております。

【宣伝活動】

■三線協会等の交流

各流派とより身近に三線を持っていただきたく交流を深めます。

組合員募集

【メリット】

・組合に加盟することにより、たくさんの同業者との交友関係を持つことができ、仕事面での交流や情報を得ることができます。
・お客さまからの声やアンケートなどを通じ現在のニーズや必要とされているものを情報共有いたします
・加盟店と協力し、国、行政や関係諸団体等に対して積極的にアピールを行い、さまざまな必要とされる情報や内容をあなたの業務に利用することができます。
・年間を通して行われる講習会や研修会に参加することができ、新しい知識や、技術などを充実することができます。

【加盟資格】

・本組合の定める事業者であること
・組合の地区内に事業所を有すること

【会費】

加盟金:6万円
会費:3千円/月
毎年5月1日から翌年4月末日までの年度を単位とします。
年度途中の加盟につきましては、4月までの月割りで計算となります。

【お申込み方法】

下記にご連絡ください。
沖縄県三線製作事業協同組合 又吉 真也
〒900-0003
沖縄県那覇市安謝二丁目3番1号
TEL 098-867-2559
FAX 098-861-3414